【三重観光】秘境・赤目四十八滝で心を洗う滝巡りの旅

赤目四十八滝、荷担滝 旅・三重

赤目四十八滝

赤目四十八滝は、三重県名張市に位置する自然の宝庫で、まるで日本の原風景がそのまま残されたような美しい渓谷です。全長約4kmにわたって続く滝の連なりは、その圧倒的な景観に訪れる人々を魅了します。特に、岩を削りながら流れ落ちる水が美しい「千手滝」や、「不動滝」といった滝が代表的です。季節ごとに異なる表情を見せる赤目四十八滝は、春には新緑、夏には涼しげな緑陰、秋には紅葉、冬には氷瀑と、一年を通じて楽しめます。また、この地は「忍者の里」としても知られ、滝めぐりと共に忍者体験ができる施設も充実しており、歴史と自然を同時に楽しめる点も魅力の一つです。

赤目四十八滝でめぐる絶景・滝ハイキングルート‼️

引用元:赤目四十八滝渓谷保勝会

三重県にある赤目四十八滝を散策してきました。今回は、ゆったり散策コースから渓谷ハイキングコースへと足を延ばし、赤目滝水族館から岩窟滝まで向かうルートを選びました。片道約1時間半の行程ですが、滝や景観を楽しみながら進むと、約2時間(約4km)ほどかかることが予想されます。往復で約3時間以上のハイキングになるため、体力に自信がない方は途中の布曳滝で折り返すのも一つの選択肢です。布曳滝までの往復は約1時間で、気軽に楽しむことができます。

赤目四十八滝には、時期によって水量が少なくなったり、ハイキングコースからは見えにくい滝もありますが、豊かな自然と滝の美しさを感じることができるエリアです。

赤目四十八滝では特に有名な5つの滝「赤目五瀑」があります。

・不動滝
・千手滝
・布曳滝
・荷担滝
・琵琶滝

赤目四十八滝、日本サンショウウオセンター

○赤目滝水族館(令和6年4月20日に、日本サンショウウオセンターが「赤目滝水族館」にリニューアルオープンしました)    
赤目滝水族館からスタートします。
   渓谷保全料 大人1,000円、子ども500円
   ※渓谷内入山と水族館入館のセット料金

赤目四十八滝、サンショウウオ

国の特別天然記念物のオオサンショウウオも水族館では見れます‼︎
つぶらな目がとても可愛いです☺️

赤目四十八滝、行者滝

○行者滝
赤目四十八滝の中で最初に目にすることができる滝で、修験道の祖である役の行者(えんのぎょうじゃ)が修行をしたと伝えられています。落差は約3メートルで、特徴的なのは、滝の流れが途中で大きな岩によって二つに分かれて落ちることです。岩を挟んで左右に流れ落ちる姿が印象的ですが、散策路からは角度的に撮影が難しいかもしれません。

赤目四十八滝、霊蛇滝

○霊蛇滝
落差6mの小さな滝ですが、その美しさは滝壺にあります。約7mの深さを持つ滝壺は、碧く澄んだ水が特徴で、滝よりもその透明度に目を奪われます。白蛇が岩をよじ登るような趣があり、滝前の空間も魅力的です。

赤目四十八滝、不動滝

○不動滝
落差15mの直瀑で、赤目五瀑の一つです。滝壺は大きく、深く切れ込んだ両岸には橋が架かり、そこからの眺めは壮観。不動明王にちなんで名付けられ、かつては滝参りの中心でした。人気の撮影スポットで、明治中期まではこの滝の奥は原生林でした。

赤目四十八滝、乙女滝

○乙女滝
滝も渕も小さくやさしく、清純な乙女を思わせる滝です。滝壺は深さ1mほどで、その可憐な姿から「乙女滝」と名付けられました。

赤目四十八滝、八畳岩

○八畳岩
渓流の中にある広さ八畳敷ほどの大岩です。弘法大師(空海)が修行中、天童がこの岩の上で舞楽をしたという伝説から、「天童舞台石」とも呼ばれています。

赤目四十八滝、千手滝

○千手滝
高さ15m、幅7mの美しい分岐瀑で、滝、岩、樹木が調和しています。水が千手観音のように複雑に流れ落ちる姿から名付けられ、赤目五瀑の一つです。広い滝壺の対岸にある千手茶屋からも眺められます。

赤目四十八滝、布曳滝

○布曳滝
30mの高さから一筋の布を垂らすように美しく流れ落ちる名瀑です。その優雅な姿は赤目五瀑の中でも特に印象的で、滑らかな岩盤を流れる水が滝壺へと静かに落ちる様子はまさに「布曳」の名にふさわしい。また、滝壺の深さも30mあり、どの角度から見ても見事な光景が広がります。

赤目四十八滝、竜ヶ壺

○竜ヶ壺
竜ヶ壺は、赤目四十八滝の中でもその深さで知られる滝壺です。大きな滝は見られませんが、水の力が一枚岩を掘り抜き、底知れぬ深さの壺を形成しています。この場所には竜が棲んでいるという伝説があり、その神秘的な雰囲気が訪れる人々を魅了します。壺の深さと伝説が相まって、独特の魅力を放つ場所です。

赤目四十八滝、陰陽滝

○陰陽滝
自然が作り出した陰陽和合の景観が特徴です。落差2mの小滝が陽を表し、斜めに流れる様子が印象的です。一方、滝壺は陰を象徴し、中央には突き出た岩が独特の風景を作り出しています。滝そのものよりも苔むした岩との調和が美しく、散策路の脇でひっそりと流れる姿は、隠れた魅力を放っています。

赤目四十八滝、百畳岩

○百畳岩
赤目四十八滝のハイキングコースで人気の休憩スポットです。広大な一枚岩が緩やかな傾斜を描き、その広さは百畳敷に相当します。周囲の景色は水彩画のように美しく、訪れる人々を魅了します。ベンチが設置されているため、多くのハイカーがここで一息つきます。名前の通り、岩の大きさは圧倒的で、通過の際にはその壮大さをぜひ感じてください。

赤目四十八滝、七色岩

○七色岩
7種類の植物が自生する大きな転石です。アカギ、ウメモドキ、マツ、サクラ、ツツジ、カエデ、モミが四季ごとに色づき、岩を七色に染めます。その風景はまるで小さな島のようで、訪れる人々を四季の移ろいと共に楽しませます。渓流を眺めながら、この自然の織り成す美しい光景を堪能してください。

赤目四十八滝、姉妹滝

○姉妹滝
大小二つに分かれた滝で、右が「姉滝」、左が「妹滝」と呼ばれています。落差2mほどの小さな滝ですが、仲の良い姉妹を連想させる佇まいが愛らしいです。水量が増すと二つの滝が一つに見えることもあり、滝の姿が変わる瞬間を楽しむことができます。

赤目四十八滝、柿窪滝

○柿窪滝
落差5mの美しい段瀑です。滝壺が丸く掘り抜かれたような形をしており、その姿が柿の実に似ていることから名前がつけられました。清流が枝、滝壺が柿の実に見える独特の風景が特徴です。上部の岩盤から滝を見下ろすこともできます。

赤目四十八滝、笄滝

○笄滝
3mの落差を持つ段瀑で、巨岩に挟まれた滝の形が日本髪の飾り「笄」に似ていることから名付けられました。流れ込む滝壺は「横渕」と呼ばれ、滝と滝壺で異なる名前が付けられた唯一の滝です。散策路からは滝壺に流れ込む白い水流が見えますが、滝本体を見るにはゴツゴツした岩場を越える必要があります。

赤目四十八滝、雨降滝

○雨降滝
右岸の散策路脇に位置する落差約10mのゴツゴツした岩壁から滝が落ちる光景が見られます。水は散策路に滴り落ち、左手の崖に目を向けると滝が岩を伝って雨のように飛沫を散らします。晴れた日には虹がかかることもあり、自然の美しい瞬間を楽しむことができます。

赤目四十八滝、骸骨滝

○骸骨滝
渓流にかかる小さな滝で、落差は約2m。特徴的なのは滝の隣にある大きな岩で、その形状が骸骨に似ていることから「骸骨滝」という名前がつきました。岩の形が神秘的な印象を与え、滝とともに独特の風景を楽しませてくれます。

赤目四十八滝、斜滝

○斜滝
斜めに流れる川が作り出す1mほどの小さな滝群です。正面から見ると、山、岩、木々が斜めにそびえ立ち、奇妙な光景を演出しています。乙女滝と同様に観光客の姿は少なく、静かな環境の中でその独特の形状と景色をじっくりと楽しむことができます。

赤目四十八滝、荷担滝

○荷担滝
高さ8mの滝が岩を挟んで二つに分かれて落ちる光景が特徴です。その姿が荷を担っているように見えることから名付けられました。前方の高所からは、深さ約10mの滝壺と、その上流にある3m程度の斜瀑も見ることができ、渓谷の中でも絶景と評判です。正面の散策路からの眺めが最も美しく、混雑しがちな場所です。

赤目四十八滝、夫婦滝

○夫婦滝
荷担滝の上流で二つに分かれた流れが山椒谷川にかかる滝です。落ちる部分は二つに分かれながらも、途中で一つに合流し、滝壺へと流れ込みます。このため「夫婦滝」という名前が付けられました。現在、散策路は崩れた橋のため使えず、100mほど奥まった場所なので、見落とさないよにしてください。

赤目四十八滝、雛段滝

○雛壇滝
落差2mの滝です。荷担滝の先にある本沢の散策路沿いに位置し、一面の黒い岩床が幾段にも重なり、その上を清流が流れています。段々とした岩の上を流れる水の白と、岩の黒のコントラストが美しく、まるで雛壇のような景観が「雛段滝」と呼ばれる由縁です。

赤目四十八滝、琴滝

○琴滝
落差約2mの小さな直瀑で、散策路沿いの本流にあります。静かな環境で耳を澄ますと、滝の音がまるで琴の音が深山に響いているかのように聞こえます。その音色が美しいと評判で、この独特の響きから「琴滝」と名付けられました。

赤目四十八滝、琵琶滝

○琵琶滝
赤目五瀑の中で最上流に位置する落差15mの直瀑です。絶壁に囲まれた滝壺は深い蒼色で、楽器の琵琶に似た形から「琵琶滝」と名付けられました。滝壺から流れ出る川に架かる橋の手前から、比較的平らな岩盤を伝って滝の正面に出ることができます。この滝は壮大で神秘的な雰囲気を醸し出しています。

赤目四十八滝、岩窟滝

○岩窟滝
赤目四十八滝最後の滝で、落差7mの直瀑で、滝の中腹に深い石穴があるため「岩窟滝」と呼ばれています。散策路脇の木々の間から滝を見下ろすことができ、滝壺への立ち入りは禁止されています。

撮影しながらなんで片道2時間以上かかりましたが、ずっと川の脇道で癒されながらで疲れがあまりなかったです😀

住  所 518-0469 名張市赤目町長坂861-1
電話番号 0595-63-3004 (赤目四十八滝渓谷保勝会)
営業時間
     [4月~11月] 8:30~17:00
     [12月~3月] 9:00~16:30 
休業日 
     12月28日~12月31日
     1月~3月第二週までの木曜日(祝日の場合は営業)
料金
     渓谷保全料 大人1,000円、子ども500円
     障害者手帳、療育手帳をお持ちの方は無料(付添い人は500円)
     ※渓谷内入山と水族館入館のセット料金
駐車場  300台(無料)

下記に赤目四十八滝のサイト情報をリンクしております

赤目四十八滝渓谷保勝会

皆様の参考になれば嬉しいです。楽しい旅行をお楽しみください!

※YouTubeでも赤目四十八滝を紹介しますので、下記のYouTubeボタンから覗いて下さいね‼️